5章 衝撃

7/7
前へ
/55ページ
次へ
僕は19才だった。 テレビや雑誌では精神病のことを流すが、実際に僕が体験するとは思わなかった。面倒だからと思う人もいるかもしれない、でも僕は香の側で支えていきたいと心から思った。 それからの僕は前の僕とは思えないくらいになっていた。 毎日会うことはできなくても、香のことだけを考えられた。 毎日のメールや電話、香も僕に心を開いていた。 友達からも冷やかされるくらいに仲良く付き合っていた。 いろんなところに二人で出かけたり、一緒にいる時間が何よりも幸せだった。 1番は香の笑顔を見れること…ずっと続くと思っていた。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加