6章 終わり

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僕と香の何気ない毎日が過ぎていく。いつも近くには香がいた。 香がいて当たり前の生活…僕も香が大切だと思っていた。離れたくない。 香が過去を話したように、僕も香に過去を話した。 中学のときのこと、高校のときのこと…香は僕の全てを受け入れてくれたと思った。 ずっと一緒にいたいから隠し事はしたくなかった。そう思って全てを話した。 話す前よりも香と心がもっと近づいた気がした。 香の家にも普通に泊まりに行ったり、香の母親や弟、祖父や祖母とも仲良くなっている。 家族の一人として、接してくれていた。楽しかった。
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