6章 終わり

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香は全てを受け入れてくれたと思っていたのに… 香と最後に別れ、姿が見えなくなると僕はその場所に崩れ落ちた。 涙が止まることなく流れてくる。食事も喉を通らない…部屋に戻り少しずつ冷静になってきた。 なんで納得したんだろう?まだ僕の気持ちは伝えてない…電話したが出てくれない。メールをした… 香の家の近くまで行き、雨の中で数時間待っていたが香はメールで… 『つらくて出ていけないよ…お願い。』 僕は香にこれ以上迷惑をかけたくなかった。 でもこの時は、男らしくなくてもいい。他人にどうみられようがこうするしかできない。
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