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“3番線登り20時03分発
○○行――・・・・・”
響くアナウンスに導かれるように、女の子三人が大急ぎで階段を駆け降りてくる
「はぁ~、間に合ったぁぁ」
そう膝に手を付くのと同時に、電車の扉が閉まった
「もう!澪(ミオ)のせいなんだから!!」
「ごめん!だって、カッコいい人が居たんだもん・・・」
そう言って顔の前で両手を合わせる澪
次第に下りてくるその手に友は一度冷たい視線を向け
近くの椅子に腰掛けながら「どんな人~?」と
さっきまでの怒りを何処かに吹っ飛ばして話を持ちかけてくる
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