-昼-

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先生『174。去年より5センチ伸びたね。』 ミキ『うひゃー、いつの間にか余裕で70センチ代越えてたんだね!!』 リュウカ『最悪』 ミキ『高い方が見晴らしがいいじゃん☆』 リュウカ『69で満足だったよ』 身長が伸びたことにより、男らしさに拍車がかかった。 全ての測定を終わらせて自分の教室に向かった。 ドンッ ミキ『イタっ』 私の前を歩いていた美紀が曲がり角の所で倒れた。 リュウカ『大丈夫?』 美紀に駆け寄ると一年生の男子がいた。 『あっすいません。』 リュウカ『いいよ、前見てなかったコイツが悪いから気にしないで。』 ミキ『ごめんねぇ』 美紀は尻もちをついただけでとくに問題なかった。いつもの明るい笑顔で一年に謝ると、恥ずかしかったのかそそくさと教室に向かっていった。 『あの』 私も美紀の後を追うとしたら一年が話しかけてきた。 『どこかで会ってませんか?』 リュウカ『……さぁ?』 『そうですか。すみません』 一年はそれだけ言うと歩き出した。 私は冷や汗をかいていた。
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