第4章の4

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そしてギルバートが高々と掲げたその男の封筒には“裁判所”から発行された印である、特別な押印が施されてあったのだ。 エドワードの透視は、見事当たっていたというわけである。 ペテン師は、ゆっくりと自らの目隠しを外した。 そして観客を落ち着かせながら、振り返って、一番先に目の合った男にこう言ったのだ。 「どうでしょう?トリックは解けましたか?」と…。
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