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とりあえず、状況を整理しよう。
私たちは2軍行きが決まっている。
となれば、注目度は下がる。
五月蝿い外野に邪魔されることも少なくなる。その代わり、今度は期待外れと言われ続ける。
結局、結果が求められることに変わりはない。
これからはもう少し実践に近づいていく。
ここからが、真骨頂よ。
「立花さん」
愛ちゃんが、真剣な顔をしていた。
ボールを持って。
「ちょっと、付き合ってもらえますか?」
さっきまでの、オドオドした愛ちゃんじゃない。
「私、キャッチャーじゃないけどいい?」
何か、試したいのだろう。
「ありがとうございます!」
笑顔にも、これまでのほんわかした顔はもう無い。
「試したいのが、あるんです」
プロの顔に、なっていた。
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