3章 戦後の潜水艦と対潜水艦配備

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我が国が対潜能力に重点を置いてきた理由は大きく分けて2つある 「旧ソ連の潜水艦隊の脅威」と「帝国海軍時代の潜水艦による損失」だった 冷戦体制下では旧ソ連海軍の構築する艦隊は非常に脅威であった そして日本への侵攻を想定された場合 日米安全保障条約に基づきアメリカの第7艦隊が来援するがソ連海軍の水上艦隊の前または日本全域周辺に展開するであろう潜水艦隊が待ち伏せする可能性がある 第7艦隊到着までにそれらを阻止または無力化する必要があった そして 時代を戦時中に戻すと潜水艦による日本本土や防衛ラインに物資を供給できず国力の低下を招き さらには重要な場面で主力艦艇に打撃を受け連合艦隊の戦力低下を招いた歴史がある いわゆる「シーレーン防衛」の遂行が国民と国家の安定を最大のプレゼンテーションであった
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