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………なんの話?
琢磨が、裏切ったの?
全てを捨てて、私を選んでくれるって…言ってくれた、あの琢磨が……?
そんな馬鹿な…!
足元の布団に置かれた封筒に手を伸ばした。
見なくても、分かる。
手切れ金だ…!!
あのお母さんが、勝手にやったことだよね。
琢磨は、私を選んでくれるはずだよ。
*
翌日。
私は病院を抜け出した。琢磨に会いに行こうって決めたんだ。
ケイタイは破損のため使えなくて、琢磨の連絡先は知らない。タクシーで、琢磨のマンションに向かった。
まだ、体調は完全ではなくて、気持ちが悪い。めまいがする。
だけど、琢磨に会いたかった。
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