最終章 ふたり

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手紙を読み終えて、私と航樹は寄り添いながら、窓から夜空を眺めていた。 ぽっかりと浮かぶ三日月。 満天の星屑。 そして、隣には世界で一番、愛する人。 私は、ここで見つけたこの幸せを、二度と離さない。 航樹の瞳が近づいてくると、私は静かに目を閉じた。 私たちの夜は、これから…………。 終
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