4人が本棚に入れています
本棚に追加
『よし、あとは誰かに告げ口したくなくなるように記憶飛ばすか』
『え…っっ!!!』
少女がそう言ったと同時に、頭のうえにのせていた足で、思いっきり頭を蹴っ飛ばした。
その一撃でサラリーマンは意識を失ったようだ。
『2回も騙されてやんの。ばかみたい』
『キャハハ!!惟紗最高!!』
5万ずつ山分けして、アタシはふたりと別れた。
何回か会ったことはあるけど、名前も覚えていないような浅い関係。
あのふたりはアタシを親分みたいに思ってるみたいだけど、勝手に思われてるこっちの身にもなってほしい。
しかも少女達はアタシに騙されていた。
本当はサイフには25万入っていた。
アタシはふたりに嘘をついて、15万を手にしていた。
『…バカばっかり』
ボソッとアタシは呟いた。
その足でアタシはとあるところに向かった。
最初のコメントを投稿しよう!