ためらい

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青春学園3年にもなると、学園のことも知り尽くして… 正直、 つまらない毎日。 受験は私には関係ない。 エスカレーター式で、上にあがることは決まってるし。 つまり、努力しないで高校生になれるってことかね。 「望月 陽菜(モチヅキ ハルナ)♪」 来た。 毎日毎日ヒマな奴。 「何?菊丸」 「これから部活なんだけど☆」 「行かないからね?」 「なんでなんで~??」 2年のときからテニス部への勧誘が続いている。 ……ウザいよぉ… 「もう調べはついてるんだからな!陽菜は小学生のとき全国No.1だったんだろ?」 「……」 「手塚も不二もお~いしも、乾だって待ってるのに…」 「…知らないよ…早く部活行ったら?」 うるうるしながら菊丸は教室を出て行った。 ……全国No.1なんて、大昔の話。 今更テニスなんて…無理だよ。
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