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―颯太サイド―
はぁ……
そっか……
やっぱり忘れてるんだな……
「じゃぁ、私行くね」
「ん?あぁ、またな」
「うん。またね」
………
部屋をでる直前、
「あの……」
唯は立ち止り、顔を赤くして、
「私の部屋、たまにでいいから来て……」
と言った。
「ぉ、おぅ」
意外だった。
「なんか颯君と………」
「ん?なんか俺と?」
「ううん。じゃぁね」
「おぅ」
やっぱり記憶……
あるんじゃ……
(ない………か……)
「はぁ……」
とりあえず後で行ってみよう。
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