一、帰郷
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一、帰郷
あたしたちの国は、戦に破れてしまった。 破壊された市街地、 崩れ落ちる城壁。 けれど、そこに存在する飯盛山は 今も昔も変わらず 会津を見下ろしている。 自然は戦が終わっても 人間の愚行を悟っているのか いつまでも変わらない。 こんなときの家族からの手紙は どんな財宝よりも尊いよね。 杜甫「春望」より 意訳
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