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電車が通る改札口で
ボロボロの服を着た僕
いつの間にかこんなんになっていた
時が立つのは早くて
あの日の俺はいつかの僕
もう戻らない 昨日とさっき
僕はあまりに
握れないなにかを握っていた
僕の手はいつの間にか
持ってはいけないものをもっていた
あの日の僕は
何処へ
電車が通った後の線路の上に
立つ僕は座りこんだ
何を考えるのかわからないが
しばらくそこにいて
電車が来るのを待っていた
思い出せばいつだったかな
あの日の僕は何処へ
今ならまだやれるかな
やり直せるかな
人生なんていつだって
やり直しが可能だから
僕はあまりに
現実逃避をしすぎてた
僕の夢はどうして
少年の時のような夢はない
あの日と違うのは
僕自身
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