幼なじみ

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シャワーを浴びて窓から出る。 俺の家は一軒家で部屋が一階にあるため出入りは窓からだった。 2人して登校した。 2年3組。 これが俺らの教室。 ちょうど5限目が始まる前だった。 鞄だけ置き体育館裏に向かう。そこに行けば誰かはいる。 たまり場みたいなもんだ。 「今来たのか?相変わらず遅いな(笑)」 体育館裏には、純と祐貴がいた。 「今日も愛ちゃんと登校だろ?仲いいよなぁ。もう付き合って半年ぐらいたつのによ。」 祐貴が茶化す。 愛は幼なじみであり彼女なのだ。 中学二年にはいってすぐ付き合った。お互いの事まぁ知ってるし、何より一緒にいて楽しかった。 「もう、やったのかよ。」 純が興味津々に聞いてくる。 そんな事言えるか。とごまかしたが、実はまだしていない。 もちろん、したい気持ちはあるがなかなかどうやって言っていいのかもわからないし、まだ早い気がしていた。
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