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「さぁ、行こっか。」
叔母さんが笑顔で言いながら
私の手をとる。
―ばぁちゃんと居たい―
でもそれは言ってはいけないような気がしたので、言われるがまま手を引かれ家を後にする。
ばぁちゃんは泣いたまま出て来ない。
叔母さんと手を繋いで
道を歩く。
この道が、地獄へと続いているとは
まだ、知る事もなく。
そして、この手を繋いでる人が悪魔だという事も…。
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