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『~逃走劇開始~』
「おい!!いたぞ!!あそこだ!!」
『ヤベ!!!豊!!逃げるぞ!!』
「たく!!何なんだよあいつら!!!!」
2人はただ逃げていた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~今からほんの少しまえ
2人はチャリで映画館へと向かっていた
その2人を追いかける黒いワゴン車がいた
黒いスーツを身にまとい黒いサングラスをかけた男が電話をかけている
「ええ、見つけました、あなたの望んでいた条件にピッタリ当てはまります.......分かりました、では約束の場所で......報酬は例の口座に....では、」
その男は自分と同じような格好をした数人の男達に指示を出した中には外国人も混じっているようだ
そしてその黒いワゴン車は自転車に乗っている2人にめがけてアクセルを踏み込んだ
次の瞬間
2人はとんだ
と言うより飛ばされたといったほうが正しい
ガガッ!!!
ザー!!...
2人はしばらくとんだあと地面を滑り止まった自転車は見事なまでにひしゃげた
『痛ッて-!!!』
「何なんだよ!!」
幸いにも地面はコンクリートではなく比較的柔らかかったので2人共すぐに立ち上がり状況を把握しようと痛がる体に耐えつつ脳を動かした目の前に黒いワゴン車が止まっている
黒いワゴン車から誰かが出てきた1人ではなかった
「逃がすなよ!!」
そのうちの1人が叫んだ
3~4人の真っ黒なエージェントが追ってくる
翔と豊は顔を見合わせ本能の言うままに口をひらいた
『「逃げるぞ!!」』
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