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『ん?ん~。』
慎輔は顔を出すと少女が慎輔のベットに腰掛けていた。
「おはよ。目覚めはどう?」
少女は慎輔の頭に触れた。
慎輔は少女を見る。
『あの~、花音さん。なんで?』
慎輔は起き上がると花音という少女は微笑んでいた。
その微笑みの意味はすぐに判った。
「だって、此処は私の家よ。」
花音は平然と言った。
慎輔は一瞬思考が停止した。
『う、嘘だー!』
慎輔は花音を指差して言った。
「君は一回死んでるんだから。ニュースが流れた本島には住めないでしょ!だから、慎輔君はこれから私と暮らして貰います。この―――――桜乃島で。」
花音の言葉で夢が現実になった。
自分が一度殺されたという事実を。
「今日から。私の勤める学園に来てもらうからね!」
花音は慎輔の鼻を突いた。
『はい?勤める!花音さん、何歳ですか?』
慎輔はフッと疑問が浮かんだ。
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