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・・・・・・・・しばらく歩くと、学園らしき建物が見えてきた。
生徒達も僅かだが登校していた。
慎輔は地図に記載されている学園の名前と校門に書かれている名前を照らし合わせた。
『桜乃島学園。』
慎輔は読み上げると校門を潜った。
その先には広い校庭に広い校舎が在った。
『・・・・・なんか、凄くない?』
慎輔はしばらく突っ立っていた。
すると後ろの方で自転車のベルの音が聞こえた。
「そこの、君!どいてくれ!」
少し低い声で叫んでいた。
慎輔が振り返った時は既に遅かった。
慎輔は自転車に惹かれて数m飛んだ。
『・・・・《俺の人生って!》なんなんだー!』
慎輔の叫びは空に吸い込まれた。
これから、慎輔の楽しくもあり、悲しくもある学園生活が、はじまろうとしている?
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