降っても、晴れても。

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降っても、晴れても。 タイトルに、この言葉を選んだのは。 私が大好きな言葉やし、いつも心の真ん中ににおいてある気持ちやから。 空や月を見上げるのが大好き。 空は、いつも同じ空じゃない。 見上げる空はいつも、その瞬間にしか見れない空。 時には嵐になる。 大粒の激しい雨が降る。 強い向かい風に負けそうになる。 どんより曇った空には、星の瞬きも、その姿を隠してしまう。 だけど… 嵐が去った後の空は、空気が澄み切って、星が降る。 雨上がりの空には、虹が橋をかけたりする。 晴れた空は、果てしなく青が続く。 陽射しは柔らかく、照らしてくれる。 気持ち良い風に髪が揺れる。 降っても、晴れても。 空は空。 人も同じ。 心に土砂降りの雨が降る日も、いつか必ず晴れる。 降っても、晴れても。 私は私。 弱さも強さも。 ずるさも、ひたむきさも。 辛い悲しい気持ちも。 嬉しい楽しい気持ちも。 すべてが私を作りあげていく。 心の奥底に沈めた感情。 傷み。 嬉しい気持ちに震える感情。 喜び。 すべてが私の一部で全て。 受けとめよう。 ありのままの自分。 傷ついても 泣いても あきらめない。 幸せは、その先にある。 ピンチはチャンス。 幸せになることを、 笑顔でいることを、 絶対あきらめない。 ナチュラルに。 しなやかに。 そして、 ただ凜として咲く、 一輪の花を心の真ん中に。 ゆるぎない自分になれるよう。 降っても、晴れても。 私らしく。 転んだり、道草したりしながら 歩いていこう。
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