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姫百合の君を中心に詩音が来る前の道を掃除をしていると、
『おはよう姫百合。今日も早いね。』
眠そうな顔をした年上らしい女性が姫百合の肩に手を置き話しかけてきた。
『まぁ姫菊ねーさま//おはようございます。眠そうな顔ですわね。クスクス』
姫菊と呼ばれたこの女性はこの会の高校の幹部二年生であった。
ショーットカットの髪と焦げ茶の瞳が猫を連想させる顔立ちである。
『ぼくたちの詩音サマが来るまで後10分ほどか。………………そろそろ掃除をしているみんなを呼び戻して朝礼後、配置するよ。』
きびきびとした支持をだし自らも動き出す姫菊の君は後輩たちからの憧れでもあった。
8時10分。
詩音の毎日変わらない登校時間である。
~つづく~
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