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このとき校門に詩音が入る数分のためだけに会は掃除をし、朝礼をし、整列をしている。
詩音はこのことを全く知らない。
何故ならこの会は詩音からの見返りは求めず、ただただ詩音の幸せを願うことだけだからだ。
『今日も無事詩音サマの登校を確認できたね。みんなお疲れ!!』
『ふふっ今日の詩音サマは寝癖がついてましたわね。これなかった姫桔梗ねーさまに言ったら羨ましがりますわね。』
『そうだね。さっそく学校にいって本日も不備無く登校の確認ができたことを報告しなきゃ。そして自慢してやろう?』
こうして朝のひとときは終わるのだった。
しかし、この騒動は詩音の下校時にも行われる。
もちろん詩音の気付かぬままに。
~end~
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