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アナーキー
一生ひとりでもいい
そう言った僕に
アナーキーなんだね、と言ったひと
まるで散らばった自分自身の破片が
集まったみたいな言葉だった
でも僕は社会の中で生きて社会でこそ生かされて
その息苦しさを救ってくれようとする人たち
分かち合う人たち
だめなときは決まって
調子はどう?ってパスを出してくれる人たち
僕は上手にパスを返せてるかな
生きていくことはいつも何かと背中合わせ
振り向いても
逃げても
変わらないのは
生きてくこと
今は背中合わせの君と僕だって
同じ宿命持ってる
ただの生き物
ただの人
それが分かったら
名前をつけて人を分けずに同じテーブルに
時々は集まって
確かめ合おう
まだやれそうだね、と
アナーキーな僕たち
生きずらい世界かもしれない
無秩序に秩序を強いる街で身につけた生き方
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