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朔は眩しかったので目を瞑っていた
次に目を開けたらそこには草原が広がっていた
「歴史で習ったと思うけど、遥か昔、この世には三つの種族がいたので知ってるよね」
「あ~、俺達『人間』、高い魔力を持つ『ノア』、そしてそのハーフ『エルドワ』」
桑島は確認するように頷いた
「ノアが滅んだのは、知ってるよね」
「己の高い魔力が暴走し、自ら絶滅した、で良いんだよな?」
質問に答えた朔は正直、此所が何処か知りたかった
それを察したのか、桑島は次のビジョンに移る
「……さっきの草原は何の意味が……」
「な~んも意味無いよ~戻り過ぎただけ~♪」
朔はそれを聞いて溜め息が出た。
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