一章 「原因」

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「この世界を無にしても繰り返されるだけだ!何故それが分らぬ!」   「ノアのいない世界などただの廃墟だ!お前達は分らないのか!?この世界が弱ってることを!ノアが居たからこその世界だ!」   「未来への道はひとつじゃない!目を覚ませ!」             彼らは一度離れて相手に手を向ける すると自分を囲むように球型の魔法陣が出現する   地上の戦闘では既に魂無き体が無数に横たわっていた   「俺は、妻子、仲間、皆を守る!無になんかさせない!」   黒い翼の人の方の魔法陣が光り輝く   「私はこの世界を守る!自分の手がどんなに汚れようと!どんなに間違っても」   今度は白い翼の方の人の魔法陣が輝き始める   「俺が」   「私が」                     『正義だ!!!』   二人が同時に言った   相手に向けた手に魔法陣が集まる     そして………
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