一章 「原因」

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朔が次に目を開けたらそこは大学の屋上だった   「戻ったのか?」   桑島はベンチに座り直し、ジュースを飲んだ   「うん、でね、今、極秘にだけど、ある事件が起きたの」   「その事件とは?」   その言葉を聞き、桑島は朔の方を向く   「『光の暴走』よ」   朔の頭にハテナが浮かんだ   「『グラビティ』って会社知ってる?あそこで最近になってある異変が起きたの」   「ここ最近、グラビティの行動がおかしいの、無駄に大きな建物を建てたりね」   グラビティとは この世界『サウティアラ』の中で一番巨大な組織 常に魔法の最先端を歩んでる会社だ   「ようはそこの調査か?」   「そういうことだね」   内容は分かった しかし、朔にはある疑問がまだあった   「何で俺なんだ?」   桑島はニッコリ笑って   「それは、あなたの祖先が、私達人間を守ってくれたからよ」   と言った。
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