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朔が次に目を開けたらそこは大学の屋上だった
「戻ったのか?」
桑島はベンチに座り直し、ジュースを飲んだ
「うん、でね、今、極秘にだけど、ある事件が起きたの」
「その事件とは?」
その言葉を聞き、桑島は朔の方を向く
「『光の暴走』よ」
朔の頭にハテナが浮かんだ
「『グラビティ』って会社知ってる?あそこで最近になってある異変が起きたの」
「ここ最近、グラビティの行動がおかしいの、無駄に大きな建物を建てたりね」
グラビティとは
この世界『サウティアラ』の中で一番巨大な組織
常に魔法の最先端を歩んでる会社だ
「ようはそこの調査か?」
「そういうことだね」
内容は分かった
しかし、朔にはある疑問がまだあった
「何で俺なんだ?」
桑島はニッコリ笑って
「それは、あなたの祖先が、私達人間を守ってくれたからよ」
と言った。
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