プロローグ

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昼食の時間   朔と美咲は食堂に向かっていた   「朔~あなたも馬鹿ね~あの先生の授業で何かしたら必中チョークが飛んでくるの知ってるでしょ?」   と肩をポンポン叩きながら言った   「痛い、知ってる、何か紙が飛んできたから」   と朔は美咲にその紙を見る   美咲はその紙を取り、目を通す 美咲の顔がみるみるうちにニヤける   「これ、絶対ラブレターだよ!朔、あなたも隅に置けないなぁ~」   とニヤニヤしながら肩を叩く   「だから痛いって!そもそも何で分るんだ?」   「だって、この字、女の子の字だもん、後呼び出すって言ったらそれくらいしか無いじゃない!」   美咲はどうだ、と言わんばかりに胸を張る   「とりあえず、放課後行ってみる、もしそうだったら断る、それだけだ」   「え~、乙女の心、踏みにじるの?それとも私とが良いの?」   と、相変わらずニヤニヤしながら冗談を言う   「お前なら尚更だな」   「ひどい~~~!!!」   朔また顔を伏せながら、そんな声を無視して食堂に向かう   美咲をその後を追った   (朔って可愛い…)   と何気にそう思う美咲であった。
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