一章 「原因」

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「話が分からん、ちゃんと説明してくれ」   少しの沈黙を先に断ったのは朔だった   「分かった」   と桑島がベンチから立ち、朔と向き合う   「まず、私とあなたの家の事情から説明しないとね」   そういうと目を瞑り、詠唱を始める   詠唱を始めると、桑島の足元から魔法陣が出現した   「記憶の中に埋もれし過去よ   彼なる者に真実を   『ビジョン』!!!」   詠唱を唱え終ると魔法陣が回転しながら巨大化し、光を発生した   朔もその光に呑まれた。
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