† 異常者 †

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俺は学校へ行くと自分の席で本を読んでいた。 「またお前本読んでるのか?」 すると俺と一番付き合いが長い竹内 慎吾(タケウチ シンゴ)が声をかけてきた。 きっと世間では親友とでも言うのだろ… でも俺には親友と言う意味がいまいちわからない。 『ああ。』 「楽しいかぁ~?」 『そこそこ』 「そこそこ…ねιならこれ読めよ!」 そう言って慎吾が俺に渡したのは本だった。 『何これ?』 「本。」 『見りゃぁ分かるけど何の本?』 「兄妹で愛し合う内容の本」 俺はあまり恋愛本は読まないのだが 兄妹の話と言うことで興味が湧いた。 『ふ~ん~読んで見るわ…。』 「別にいつ返してくれても かまわないから」 『うん…分かった。』  
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