時期外れの転校生

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「おはよー」 「なぎちゃんおはよぉ」 「おはよう」 渚が通う普通の小学校、その5年2組。 「なぁぎちゃぁーん!!」 そぅ叫びながら走って来るのは、仲良しの笑美と羅南。朝から元気一杯なようだ。 「誕生日おめでと!なぎちゃんッ」 「おめでとぉ!!」 「ありがとぉー」 「これ、私たちからのプレゼントだよッ」 と笑美が小さなブルーのリボンが結ばれた箱を差し出した。 「わぁ~ありがとう!!開けてみても良い!?」 ニッコリと頷く笑美と羅南に見守られながら、私はプレゼントの箱をゆっくりと開けていく。
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