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こいつとの出会いはある年の夏。
俺はみんなと海行く為に準備してたんだ。
『今日さ、お前が知らん奴連れてくけど多分お前と気合うし。』
『おーわかった了解。』
どんな奴が来るのか。
なぜか女に対して照れがないのに男に対しては照れる俺。
来たのはロン毛でサーフー系な奴だった。
『よろしく。今日は海で女捕まえまくろうな。』
こいつの最初の言葉だった。
『あれあれ。ギャルぢゃね?』
『行くっきゃないでしょ。』
俺達は集団(10人くらい)で海に来ていたが俺と名前も知らないそいつは別行動で2人でナンパに明け暮れた。
何十人と言うギャルに声をかけたんだろw
『今日波が悪いよね』
当時はサーフボードに触れた事すらないのにサーファーぶったりしてた。
みんな疲れ切ってるのに俺らだけ帰りに寄ったファミレスでもナンパしてた。
『そういや、お前名前なんて言うん?』
『あー俺?ヒデキ。』
そこで初めて名前知った。
今思えば1日中一緒にいた相手の名前をその日の夜に初めて知ったとかウケルよな。
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