失恋の産物

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同じ過ちで 失恋なんかしない そう思えたのは 深夜のラジオから 流れてきた こんな歌詞だった 『貴方の好きな 優しさなんか 私は忘れた女です そんなあの娘の 言い訳を 黙って許した優しさが 重荷になったのだろう』 今なら あの娘を 幸せに出来るのにと 僕は 取り戻せない 恋と時間に 嫉妬する時がある 恋は 優しさだけでは 駄目なんだ という事を知り 僕は、多分 ひとつ大人になった
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