第一章

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空へ飛び立ち、長い時間が経ったが未だに着く気配はなかった。 「まだかよー。特別なスカイシップとか言いながら遅いんだよ。」 レイは痺れを切らして喋りだした 「AS-フィールド作動。これより天界のAS-フィールドを中和しつつ突入します。船員は直ちに席に戻りシートベルトを絞めて下さい。」 「な、なんだこれは。」 「こんどはなんだよ。」 クラインは突然の出来事に驚きながらも、シートベルトを急いで絞めつつ言った レイもうざったい様子だが、シートベルトを絞めながら言う するとセリウスの中から見える空は次第に空間を歪め、次に見えたのは星が散りばめられた空間を高速で移動している光景だった 「あ、あれはなんだ!」 クラインは目の前の光景に驚きながら言った セリウスの中から見えたのは雲の上の空に、大きい島の様なものが浮かび、それが幾つも連なる巨大な島というよりも大陸の様になっていたのだ オート操作は未だに大きい大陸の様な場所の中央に進路をとり、真っ直ぐ進んでいた
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