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アルファロメオ🚙
第1話 突然の出会い
翼は視覚障害者移動介護従業者の方のガイドヘルパーをしている。
彼を信頼し、身を任せてるのは五月と言う女性だった。
彼女は生まれた時に、未熟児で生まれ、目の視力が少し低く、
当時の医学では治らない病気とされ、現在の医学でもまだ完全に治らず、
歩行の際には、白い杖を持ち点字ブロックの上を歩いていた。
ある晴れた日曜日、五月は馬車道を
いつものように日焼け防止の白い大きな帽子と、ワンピース姿、赤い靴で散歩に出かけていた。
その日は、点字ブロックには、
放置自転車が置いてあり、風で倒れてる自転車もあった
点字ブロックの上を歩いていたら、
杖が自転車につまずき、よろけて転びそうになった所を、
偶然通りかかった翼
に抱きかかえられ助けてもらった。
五月は、転んだ際に少し膝をすりむいてしまい、
ベンチに腰掛け、翼に傷の手当てをしてもらっていた。
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