第1章
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焔は、在籍している高校『私立 聖海学園』の制服であるブレザーに手を伸ばした時、一瞬、目の前の姿見の鏡へ目が行った。 「・・・・えっ?!」 自分の左腕に、昨日までなかった痣のようなものが見えた気がした。 「あれ?…疲れてんのかなぁ」 もう1度鏡を見たが、痣は見当たらなかった。 首をかしげながらも、制服に手を伸ばし身支度を再開したのだった。
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