第1章

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「ピピピピッ ピピピピッ・・・・」 けたたましく鳴る電子音… 朝を告げる目覚まし時計のアラームだ。 「はいはい、起きますよ…」 ベッドから体を起こし、アラームを止める。 「もう朝か… よしっ!今日も元気に学校へ行きますか。」 布団から出ていそいそと、寝巻き代わりのジャージを脱ぐ 彼の名前は『神宮寺 焔』 神宮寺家は代々、神を祀っている本家である。(いわゆる神社だ) この神社の長男として生まれ、次の宮司となる予定である。 容姿はおそらく10人中8人の確率で「カッコいい!」と判断するほどの美形であり、女子生徒の人気ランキングで上位に名を並べているのだが、恐ろしく鈍い! そのため、知らずに女の子を玉砕させていることは気付いていない… さらに頭も良く、先日行われたテストでは、学年で10位以内に名を連ねた程だ。  
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