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『飽きたの?』
「うん、飽きた。いつまでこの日々が続くのかなぁ?」
カヤは学校に居る人間とは違った。
こんなくだらない出来事を、私の横で聞いてくれて馬鹿にしないなんて…。
「カヤって学校、何処なの?家も何処にあるの?」
『知らなーい』
「知らないって・・・・家はこのマンションじゃ無いの?」
『違うよー』
「えー!?どこ!?」
『知らない場所ー』
「なーにーそーれー(笑)」
それからカヤには毎日会って学校での出来事、今日あった出来事などを、話した。
私は、学校よりもカヤと一緒に居たかったし学校なんて、カヤと喋る話題を探しに来ているような物だった。
しかし、カヤは自分の事を話してくれなかった。
いつもの場所でカヤに会って、いつもと同じ時間に帰っていって……。
ある日カヤに聞いてみた。
「ねぇ私達って友達?」
『友達だよ?』
「じゃぁ私に全部話して……私カヤの事何にも知らないんだよ?」
『・・・・また今度ね・・・・』
「カヤ!?」
カヤは手をふって……
帰って行った……。
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