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昔、海に人魚が居た時の事です。
海の奥深くには人魚がその頃に居た人間よりも多くすんでいました。
しかしその頃の人間は、人魚の肉を食べると不老不死になれると思い人魚を見つける事で精一杯でした。
その事を知らない人魚は、海の奥深くで優雅に暮らしていました。
ある日、人魚のカヤが水面に居る時です。
人間が人魚を食べようとしている事を知ってしまいました。
慌ててカヤは、仲間に知らせましたが、誰一人カヤを信じる者は居ませんでした。
それどころかカヤは、周りから陰険な目で見られるようになりました。
ある日またカヤは、水面に行くと人間達が「人魚狩り」をする事を知ってしまいました。
カヤは仲間に知らせましたが、皆は信じないでカヤを死刑にする事にしました。
人間を侮辱したからです。
当時、人間は人魚より理解や理性がある事で人魚にとって人間は、神にちかい存在でした。
カヤは死刑にされる1日前、木の枝で自分の足を傷つけ自分の肉を食べようとしました。
しかし、木の枝で傷つけた瞬間にカヤはアワになってしまいました。
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