現在・・・・―

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マンションの屋上でこの昔話の本を読んでる人が居ました。 「人魚かぁ……」 彼女はそう呟いて、マンションの下の様子を見てみました。 「中1にもなってこんな死に方なんてなぁ・・・・・・」 マンションの高さは、15メートル今にも飛び降りそうな表情でした。 彼女が立っている場所は、2,3歩前に歩くとしたら確実に落ちる場所でした。 「ありきたりすぎかなぁ?でもこんな死に方しか出来ないもんね・・・・」 そう呟くと、ゆっくりと歩き出しました。 (後、3歩・・・・・・ 後、2歩・・・・・・・・) 後、一歩の所で隣から声がしました。 『本当に死んじゃうの?』
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