現在・・・・―

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隣には、同じくらいの歳の子がこっちを見ていました。 「……うん」 『ふーん、頑張れ!!』 「止めないの?」 『何が?』 「その…自殺の事」 『別にーしたくないの?』 「したい!ちょっとは…」 『じゃぁ、しなければ良いじゃん』 「何で?」 『絶対したいって訳じゃないんでしょ?』 「うん……」 『じゃぁしなければ良いじゃん』 「うん……解った」 2人は、屋上にあったベンチに座りました。 『何で自殺しようって思ったの?』 「毎日が同じような生活なの……つまりマンネリなの……」 『ふーん、そぅなんだー』 「同情しないの?」 『別にー』 「あなた名前は?」 『カヤだよぉーそっちは?』 「琴音だよ!カヤって名前なの!?」 『うんカタカナでカヤ』 「この本の人魚の名前もカヤなんだよー!!」 琴音は、手に持っている本を見せた。
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