旅の始まりは雨の降る夜に

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祐「武器ねぇ…」 祐はこの時思い出した。 ネット等で噂になっている事を。 祐「"このゲームで行方不明になるのは、身体が違う世界に飛ばされ自分がゲームのキャラとなるから"だっけか…」 普通に考えると馬鹿馬鹿しいよな。 だけど… 祐「一応、その場合も考えて武器は選んだ方がいいよな?」 祐はそう言うと、入力を開始した。 カタカタカタ 祐「とりあえず…"核兵器"と。」 カチっ 祐「"エラー その武器は登録出来ません"か…やっぱりゲームバランスを崩すもなは無理なのか…」 祐は暫く考えて、再度入力を開始した。 カタカタカタ 祐「"弾切れの起きない銃"はどうだ?」 カチ 祐「"その武器でよろしいですか?"…ノーだ。」 カチ 祐「現実にありえなくても、このゲームなら大丈夫…しかしゲームバランスを崩すようなモノはダメ…となると…」 祐はノートに色々と書いていき、色々と検討しながら武器を決めた。 祐「これに決めた…っと。」 カタカタカタ カチ 祐「"この武器でいいですか?"…イエス。」 カチ 祐「"ようこそ、ロスト・ワールドへ"か。」 そこで祐の意識は途絶えた。
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