旅の始まりは雨の降る夜に

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「これでわかって頂けた、と解釈します。」 祐「…そういう事にしておこう。」 …ってか、今の言葉に拒否権は無かったよな? 「それではこのゲームの説明に移ってもよろしいですか?」 祐「あ、あぁ、よろしく頼む。」 「先ほど申し上げた通り、このゲームは貴方達は違う世界で戦う事になっております。」 祐「あぁ。」 「貴方達が元の世界に戻る為には、このゲームのシステムマスターを倒さなければなりません。」 祐「システムマスター?」 「はい。システムマスターとは、私達システムの全ての頂点に位置する者です。貴方達はそのシステムマスター倒す事で、無事に元の世界に帰る事が出来ます。」 祐「なるほど…つまり、そのシステムマスターってのをさくっと倒したら帰れるんだな?」 「その通りです。しかし、帰れるのはシステムマスターを倒した者、もしくは倒したチームのみです。」 祐「チーム?」 「この世界では、他のプレイヤーと最大6名のチームを組むことが出来ます。チームを組む際は、契りを交わしてください。」 祐「契りってのは何なんだ?」 「契りとは、チームとなる為の契約です。その契りを結ばない場合、システムマスターを倒した場合の帰還の同行者に含まれませんので、ご注意下さい。」 祐「…あぁ、わかった。」
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