旅の始まりは雨の降る夜に

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祐は画面を見ながら驚いていたが、最小化されている別のウィンドウがあることに気付き、それを開いた。 カチッ 祐「……!!」 それは、幸人が祐に宛てたのであろう言葉が書かれたモノだった。 "祐へ。 お前がこれを読んでいるということは、あの噂は本当の事なんだな。 俺は、ある筋からロスト・ワールドのURLを手にいれた。そう、プレイすると行方不明になるって噂があるアレだ。 それを俺はやってみようと思う。 多分、このパソコンはお前が見るだろうからお前宛に経緯を残して置こうと思い、書き記した。" 祐「…はぁ?」 当然ながら、祐は現状が理解出来ていなかった。 "あと、俺だけプレイするってのはアレなんで、一応お前にもURLを教えておく。" そう書かれた文章の下には、何処かのサイトのURLが書かれていた。 祐「一応メモっておくか。」 祐はそう言うと、その辺から適当に紙とペンを取りだしURLをメモし、上着のポケットにツッコんだ。 祐「さて…この話が本当なら幸人は行方不明ってわけか。」 祐はそう言いながら、幸人の部屋にあるベッドに寝転んだ。 祐「どうすっかなぁ…」
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