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葉「…ここだ」
引っ張ってこられたのは、校舎2階のすみにある教室。
第3科学室と書いてある。
第3って…。いったいこの学校にはいくつ科学室があるの?!
流依「ここは?」
葉「科学室」
うん。見たまんまですね。
流依「そうじゃなくて、なんでここに来たんですか?」
日本語って難しいなぁ(汗)
葉「ここが裏生徒会室だから」
えぇ?!ここが?普通の科学室じゃん!
葉「意外そうだな」
流依「だって裏って言うからには、もっと怪しい所にあるかと…」
葉「おまえさぁ、裏生徒会=怪しいってのやめてくんない?」
流依「あぁ、すいません」
だって裏で、一般生徒には秘密って言われたら、普通怪しい感じするじゃない。
現にこの先輩だって普通じゃないくらい恐いし…。
もう慣れてきたけど…。
葉「そういえば、お前に裏生徒会として言っておくことがいくつかある」
なんだろ?
私は黙って先輩の話しに耳を傾ける。
葉「1つ、裏生徒会の存在は誰にも話さない」
これはわかってる。と言うように、私はコクンと頷く。
葉「2つ、裏生徒会は表向きには写真部って事になってるから」
流依「はい?」
えっ?!写真部?なんで?裏生徒会関係ないじゃん!
葉「不思議そうな顔してるな」
そう言って先輩は、ニヤリと笑った。
その顔怖いからやめてください!(泣)
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