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今日1日、何事もなく終わって、今は寮に帰って夕食を食べている。
もちろん回りには生徒会女子メンバーがみんないる。
というか、生徒会女子メンバーしかいない。
今まで気にしてなかったけど、今日1日すごしてみてわかった。
…私は確かに守られてます。
だって今日、1人になったのってトイレの個室だけだよ?!
逆に気付かなかった自分にびっくりだよ…(汗)
美妃「ごちそうさまー」
夕食を食べ終わった美妃先輩が満足そうに言った。
それに続いて、みんなも食べ終わった。
海「今日は誰の部屋にする?」
最近、私達は夕食を食べ終わってから寝るまでの間、ずっと一緒にしゃべっている。
守ってくれるのは嬉しいけど、ずっと付き合わせるのもみんなに悪いかな…?
流依「私は今日はいいです。ちょっと眠いし…」
楓「え?でも…」
楓の言おうとしている事に気付いた私は、楓の言葉を遮った。
流依「大丈夫!最近は葉先輩も部屋に来なくなったし」
そう。今まで毎日来ていた葉先輩が、最近はまったく現れない。
機嫌が悪いせいなんだろうけど…(笑)
雅「ホントに大丈夫?私が廊下で見張ってようか?」
えぇ?!そこまで迷惑かけれません!
流依「大丈夫ですよお!
ありがとうございます」
葉先輩の場合、窓から入ってくるから、廊下を見張っても無駄なんです…。
楓「本当に一緒にいなくて大丈夫?気を使ってるんじゃない?」
今更ながら、みんなの優しさにグッとくる(涙)
流依「大丈夫!ありがとお!」
心「何かあったら電話してね?」
流依「はい!」
こうして私は1人、部屋に戻った。
部屋は真っ暗で、やっぱり葉先輩はいない。
……なんでだろ?どこかで期待してた自分がいる…。
知らなかったとはいえ、葉先輩の事を遠ざけていたんだから、来るはずないのに…。
久しぶりに1人になると、葉先輩の事ばかり考えてしまっていた。
うー!モヤモヤするよー(泣)
……お風呂行ってこよ…。
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