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「…そのくらいにしておけ」
誰も止める気配がなかった二人をそう言って止めたのは、黒髪眼鏡の男の人。
その隣にはオドオドした表情の人形のようにかわいい女の人がいた。
榛「えっと、あれは健【ケン】と心【ココロ】。健は3年、心は2年で2人とも生徒会だよ」
いよいよ生徒会きたよ-!やっぱり生徒会の人はオーラが違う!優等生ってかんじだもん!
しかもなんかあの二人、オシドリ夫婦って感じがする。付き合ってるのかな?いいなぁ、憧れちゃう。
榛「ちなみにあの二人は-…」
翼「心-!」
雅「健-!」
榛先輩がなにか言いかけたのを遮った二人。
二人はそのまま、互いに呼んだ相手の元に抱きついていった。
ってえぇ!??
榛「見ての通り、あの二組はカップルなんだ」
カップルって…じゃあ健先輩と心先輩はカップルじゃなくて、健先輩と雅先輩、翼先輩と心先輩がカップルって事?!
……なんか以外だなぁ。よく自分と正反対の人と仲良くできるよね。
ある意味感心してしまう。
心「翼くん。雅ちゃんとケンカしちゃダメって言ってるのに…」
翼「だってよぉ、なんかうざいんだよ」
健「雅もだぞ。やたらに暴力を振るうな」
雅「だってさぁ、なんかキモいんだもん」
あそこにお父さんとお母さんがいる!子供を叱ってる!
てか子供達?は、お互いに理由が幼稚すぎ!
なんか見てると笑えてくる。
健「流依さん、雅が迷惑かけました」
一人で笑っている私に、健先輩がそう言ってきた。
流依「あっいえ、迷惑なんて」
てか逆に助けてもらったみたいなもんだし…
心「ごめんね流依ちゃん。これからよろしくね」
流依「あっこちらこそ」
なんか二人とも大人だぁ。てか当の本人達は睨み会ったままだけど…(笑)
なんかなかなか良い組み合わせかも。
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