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葉「顔通しは済んだか?」
流依「うっわ!」
ケンカしている二人をのんきに見ていたら、どこかに行っていたらしい葉先輩が生徒会室に入ってきた。
びっくりしたぁ。へんな声だしちゃったよ…。
榛「一応、今日来てるメンバーはみんな紹介しておいたよ」
いきなり現れた葉先輩に驚く事なく、そう言った榛先輩。
今日来てるって事は、まだ他にもメンバーがいるって事?
もともと人の名前を覚えるのが得意じゃない私は、それを聞いた瞬間に気が遠くなった気がした。
健「流依さん、分からない事があったらなんでも聞いてください」
にっこり笑って言ってくれた。
翼「んじゃ俺も、手取り足取り教えてやるな!」
言った瞬間、後ろから雅先輩の回し蹴りが飛んできた。
雅「じゃぁ私はボディーガード!」
そう言いながら翼先輩を睨んだ。
心「大丈夫!翼くんは私が見張るからね」
そう言って、小さく両手を胸の前で握った。
…なんかみんな個性あるなぁ。でもなんだかんだで仲良さそう!
流依「よろしくお願いします!」
私は、これからの学園生活と裏生徒会と、いろんな思いを込めて頭を下げた。
葉「んじゃ行くぞ」
流依「はい?」
そう言った葉先輩に、いきなり引っ張られて私は生徒会室を出ることになった。
流依「ちょっ!まだ話したいです!」
葉「後でゆっくりしろ」
そう言って科学室に続く階段を降りていった。
引っ張られながら生徒会室を見ると、みんなニコニコしながらこっちを見ていた。
笑ってないで助けてくださいー(泣)
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