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【その後の生徒会】
心「行っちゃったね」
雅「もっと流依ちゃんとしゃべりたかったのに-」
残念そうに言う二人。
榛「…まぁ葉は独占欲強いからねぇ」
二人をなだめるようにそう言った榛先輩。
翼「なになに!?それってやっぱさぁ…」
健「…そうなるな」
まるで以心伝心でもしたように、肝心なところを言わずに会話する二人。
雅「やっぱりねぇ」
心「葉くん意外と分かりやすいのね」
女の勘なのか、そう言って納得する二人。
榛「まぁ温かく見守るって事で」
「「賛成」」
結構結束力のある早川学園生徒会だった。
【流依サイド】
私は、無理やり生徒会室から連れ出され、未だにどこかに向かって引っ張られている。
流依「葉先輩!どこに行くんですか?!」
相変わらず歩くのが早いせいで、小走りになる私。
葉「・・・・・」
また無視だよ!この人は!
そんな事を思っていると、私の目に朝も通った校門が見えてきた。
流依「え?!先輩!学校から出るんですか?!」
葉「・・・・・」
なんで?!答えてくれたっていいじゃない!
てかほんとに、どこに連れてくつもりよー(汗)
……やばい。そろそろ限界。今はたぶん、校門を出てから5分くらい歩いたところ。
思えば校内から小走りで走ってきたから、受験のせいで運動不足だった私にすると、体力の限界…。
流依「…せ、先輩。ま…まだですか…?」
葉「…もうすぐだ」
1分前くらいから、もうすぐなんですけど?!
流依「あ…の、そろそろ体…力が…」
葉「…ここだ」
そう言っていきなり止まった先輩。
やっとついた…?
疲れたよー(泣)
……てか、ここはどこ-?!
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