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「-…と……い…ちょっと流依!流依ってば」
流依「……なぁに?」
まだ眠いよ。
楓「なにじゃない!式終わるよ!」
流依「えっ!もう?!」
壇上を見てみると、すでに誰もいなくなっていた。
うっわぁ。寝ちゃったよぉ。学園長の話の途中から全然記憶がないよ。
「以上で入学式を終わります」
こうして、よく分からない内に入学式は終わり、私達は体育館を出た。
楓「今日はこれで解散なんだって」
流依「そうなの?でも明日から楓と同じクラスだぁ!楽しみ!」
楓「そうだね。んじゃ今日は帰ろうか」
ピンポンパンポーン
「お呼びだし致します。1年B組、宮木流依さん。1年B組、宮木流依さん。至急ステージ前に来てください。繰り返します…」
流依「え?!私?なんかした?」
楓「居眠りがばれたんじゃないの?(笑)」
流依「笑えないよ-(泣)」
楓「うそうそ。早く行ってきなよ」
流依「…うん。じゃぁまた明日ね」
楓「うん。ばいばい!」
こうして、楓と別れて私はステージに向かった。
なんだろ。呼び出しって…。ホントに寝てたからだったりして…。
初日から怒られるのは嫌だよ-!
体育館に戻ってみると、生徒はいなくてシン…としていた。
確かステージ前だったよね?
誰もいないみたいだけど…?
そう思ってステージに近づいて行く。
早く帰りたいなぁ。
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